音楽の先生になれるか?

自分が音楽のせんせいになれるか悩んでいる方へ


インターネットで「音楽教室 先生」まで調べようとすると、リストのなかに「音楽教室 先生 なれるか」というワードが勝手に予測で出てきます。それだけ自分が先生になれるのか興味がある人が多いのだと思います。

私は、「やればできる。」が答えだと思っています。

ただし、一般企業に就職するのとは違い初めて1ヶ月でお給料が人並みにもらえる職業ではありません。安定もしていません。それは大手の音楽教室に所属しても同じです。大手に所属すればギャラが安くても安定してもらえるだろうと思ったら間違いです。安いし、安定しないし、自由にできない。だけどイベントは自分が企画しなくてもよかったり、研修を受けて自分のレベルアップをはかれる。そいういう場所です。

個人教室も生徒が入ってこなければ収入は0です。誰かが生徒を集めてくれるわけではありません。自分で集めなければならないのです。

仕事上、「ピアノ講師は募集していますか?」というお問い合わせを受けて研修についてお伝えしたり、その方のレベルを聞くこともありますが、そこから先生になった人はほとんどいません。多くの人は、研修にかかる期間と、内容、実際のレッスンで求められるレベルを聞いて諦めてしまいます。

私が最初、「やればできる。」という答えを書いた意味は、研修にかかるギャラがない時間や、個人教室で生徒募集中のコストばかりかかって収入がない期間だって他の仕事をうまくやってお金を稼げば乗り切れる。レベルも足りないならレッスンに行って自分の演奏力をつければいつかそのレベルに達する。知識がないなら勉強すればいい。という意味であって、誰もがすぐにできますということではなく、誰でも努力さえすればなれるという意味です。

子供のレッスンでの上達を見ていて、本当に音楽センスがある子は少数です。しかし、センスは人並みでもうまいという子はいます。そういう子は必ずレッスンを休まず、毎日練習をしています。壁にぶちあたっても、時間がかかっても、毎日弾いている子は必ず乗り越えます。それは、子供だけでなく大人もそうだと思います。

ピアノの先生になりたい方は大勢います。ピアノが上手い人も大勢います。昔は音楽がわからないけど何か習わせたいからピアノという保護者も多かったのですが、今ではお問い合わせして下さる方の半分は習ったことがあると言っても過言ではなく、「昔ほんのちょっとだけ習ってたんですよ」と言っていた保護者がソナタ程度の曲をバンバン弾いちゃう場合もあります。保護者が他の教室でピアノの先生をしている場合も沢山あります。もし先生になりたいと思っていても、実力が伴っていないと感じたらすぐにご自分のレッスンを増やして下さい。

実力がないまま先生になった場合、もし生徒ができたとしても生活できるほどにはなりません。副業で、数人生徒さんがいる程度でいいやと思っても自分の都合のいい時間に生徒が集まるわけではありません。

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